アカウント名「家売る女」に合致するブログ公開の時が来た
スルガ銀行がまた怪しげな融資をしていた
と昨夜のテレ東WBS。
スルガ銀行が絡む「かぼちゃの馬車」は、コロナ苦境ですっかり忘れられていたが、昨夜のニュースは温めていた不動産に関するブログテーマを順次公開していくきっかけになった。
家の売買は12回。リフォーム実施や賃貸契約は数知れず。
得た学びを失敗とともに記録に残しておこう。
どなたかの役に立てばと願う。
レジ系=レジデンス=住まい
まず、動物としての人間にとり、不動産は雨露をしのぐ巣である。
つばめやコウノトリの巣作りを見て思う。外敵から自らを守り、つがいになって遠方からエサを運び、卵を温め、子育てをする巣。
人間は鳥や哺乳類とは違う動物だが、帰巣本能は否定できない。
もちろん個人差はあるだろう。所有にこだわらない、狭くても平気、引っ越し魔、放浪癖等々。
動物にはない概念が住民票
住まいがないとホームレス。
行政上、住民票がないと住所不定で職探しもできない。
賃貸であれ所有であれ、大抵は成人すると親元を離れる。
日本的だが、晴れて世帯主になるのだ。
(レジ系含め)不動産は(広い意味で)金融商品でもある
単価が高い。地方には1円でも買い手のつかない空き家があるが、流通する物件はそれなりの値段がする。最低でも100万円単位。1000万、1億単位で物件を考える人もいる。
巣を手に入れたいだけの善良な個人のささやかな売買にも、高額な資金が必要となる。融資は金融機関の出番だ。
長期(35年?)ローンで高額を返済することになる不動産取引ができる人とは?
審査書類が改ざんされて所得を水増しされたお陰で融資が下りた、と喜んでいるようでは、ダメだ。このことを客観的に判断できるようにならないと。
自分の収入、所得でこんな高額のローンが承認されるものなのか、冷静に判断できない人がいるから、虎視眈々と狙っている詐欺師のカモになってしまう。
20代、いや30代になっても、こうしたことを学ぶことは難しい。
私も若い頃は訳がわからないまま、突き進んでいたにすぎない。
日本の金融リテラシー教育の問題でもあるし、多くの人の「良い巣を手に入れたい」、「副収入を得たい」という焦りのなせる業でもある。
資産形成教育
文部科学省が2022年度から高校の授業に「資産形成」の内容を導入し、金融庁が職員を学校に派遣して授業を行うそうだ。
「資産形成」の「資産」は、株式だけでなく不動産も含むなら、よりオールラウンドな知識が得られることになる。
今の高校のどの教科の先生にとっても教えるのが難しい課題だ。英語が話せない英語教師に実践英語を教えるように求めるのと同じなので、金融庁職員が乗り出す、ということらしい。
金融庁の職員に資産形成能力があるかどうか不明だが、金融リテラシー教育は大切だ。
政府としては、「年金」や「生活保護」だけでは人生100年時代の日本人すべての面倒をみることができないので、すこしでもリテラシーを高めて国民の多くが自ら資産形成し、政府の「公助」に頼らないで欲しい、というメッセージにも聞こえる。
が、大切な知識である。義務教育段階の中学生から学んでも遅すぎることはない。
これからのブログには以下のことを色々な角度から取り上げるつもり。
- 不動産投資に向いている属性
- 不動産取得のタイミング
- 物件選び
- リフォーム、リノベのコツ
- それから、不動産業者は詐欺師か?
できるだけ実践的で役に立つものにしていくつもりです。
(今回はここまで)