不動産は面白いーー巣の確保から投資に至る過程で得た学び

アカウント名「家売る女」のど真ん中ブログ:不動産遍歴から得た学び

不動産譲渡税ー確定申告―ふるさと納税―明石市長

2月16日、令和4年の確定申告書を提出した。

昨年、長野県白馬村のスキーロッジを売却し、譲渡益があり、たっぷり納税することになる。金融機関への振替も申告と同時に税務署に依頼しておいたので、そのうち預金から引き落とされる。

嬉しくはない。

働かない国会議員や、家業は政治家と信じて疑わない岸田家や岸家の坊ちゃんがいずれ政治家になるかと思うと不快だ。森喜朗麻生太郎鈴木宗男杉田水脈、亡くなった安倍さん等々も顔や名前を思い出すだけでげんなりする。

 

引き落とされるのは所得税と復興特別所得税国税分。住民税分は、申告書に従い納税通知書が送られてくるはずだ。これも嬉しくはないが、コロナワクチン接種では自治体にお世話になった。ゴミ収集、図書館等の行政サービスは日常的に享受している。ま、私の住む区の区長も世襲政治家有権者の多くは、お殿様、お坊ちゃま、お嬢様が好きなのだ。

 

住民税分は「ふるさと納税」の返礼品で若干重税感が宥められる。

ふるさと納税には自治体と寄付者の間に立つ業者(「さとふる」とかがいて、収めた寄付からかなりの手数料を得ているのだろう。寄付金満額がこれはという自治体に入るわけではない。自治体職員がコメやキャベツを農家から集め、梱包して宅配業者に手渡すより、外注の方が効率は良い。この制度にも影の部分があるが、多額の住民税を自分の自治体だけに納めるよりも応援したい自治体に振り向けることができるようになったのは、良い点だろう。

 

住民税額が大体わかっていたので、昨年秋からせっせとふるさと納税した。最初に選んだのは兵庫県明石市。ウン万円の寄付でタコや明石焼きが冷凍で送られてきたその日、明石の泉市長は市会議員に対する「選挙で落としたる」発言で、今期限りで政治家引退表明。数年前にも「火いつけてこい」暴言で、辞任、出直し選挙で再選された人だ。

 

政治家は結果責任。泉市長、あっぱれ。

自分が明石市役所職員で、ドーピングしてるかと思うくらい元気な市長の元で働くとしたら大変だろうな、とは思う。が、明石市の人口増加は明白だし、最近の岸田政権の「異次元」(?)子育て支援も、しょぼいながらも明石のベストプラクティス(親の所得制限なしで支援とか)を一部パクッている。

 

昨年6月、東京から関西に行く用事があった際、一目見てみようと明石にも足を延ばした。JRの駅から小さなお城の天守閣が見える。その反対側に立派な駅ビルがあり、上の階は明石市の駅前施設が入っている。住民サービス窓口に加え、親子で立ち寄れる図書館や遊戯施設があった。梅雨時の雨の日の放課後だから、親子でにぎわっていた。その施設の階のトイレを借りた。感動したのは、扉の鍵が二つ付いていたこと。ひとつは普通の高さの場所でベビーチェアの近くにある。これでは子どもが何気なく開けてしまう可能性があり、親はおちおち用を足せない。標準的な身長の女性の目の高さ当り、小さな子どもが手を伸ばしても届かないところに、二つ目の鍵がある。細かい配慮だ。

 

こうしたことまで、泉市長が目配りしているとは思わない。が、市長が子育てしやすさをスローガンに掲げると、現場からこうした細かい配慮や様々なアイディアが自ずと

出てくるのではないのだろうか?

 

限られた予算の中での配分。選択と集中だから、減らされた分野の族議員、利益誘導議員の恨みを買っていることは間違いない。市長は弁護士経験を通じて、離婚しても養育費を払わない男親がゴロゴロいることを知っている。明石市が立て替え払いしている。

 

www.city.akashi.lg.jp

 

こどもの養育費立替支援事業/明石市 (akashi.lg.jp)

 

他にも子育て経験のある人によるオムツの宅配。ホント、あの関西弁で巻くしたてるオッちゃんとは思えない、細やかな配慮だ。

 

泉市長は政治家引退とは言っても、このまますんなり表舞台から消えるわけではない。今年は統一地方選挙がある。世襲政治家統一教会票で選挙に勝たせてもらった議員が跋扈する中、暴言で失敗してもこのオッチャンを応援したくなるのは私だけだろうか?

 

(以上)